本社スタッフのNです
突然ですが!辛いモノ、お好きですか?
「キライ!」「苦手ー」って方、ごめんなさい
今回は辛いスパイス&辛い料理にまつわるお話です。
でも、必ず!最後に!健康効果についてご紹介しますので
辛いモノ、私は大好き大好物です。
このスタッフブログの「スパイスカレー」回でもお話しましたが、
大阪にあるネパールカレー店のキーマカレー
(人によっては激辛を通り越しているとも)が好きすぎて
通った最高記録は週3回
あと、いろーんなお店へ行った時、
「すみませーん!七味ありますか~?」と尋ねるのが面倒になり、
長らく“マイ七味”を持ち歩いていました
そんな私がハマってしまったのが四川麻婆豆腐です。
神戸や京都はまだ未開拓なんだけれど
(イチオシのお店があったら、ぜひ!おしえてくださーい)
大阪ではお気に入りが何軒かあって—
なかでも!一時期、毎月予約を入れていた
超絶お気に入りのお店の四川麻婆豆腐は絶品
なぜ過去形かというと…コロナ禍等により、
まったく!行けていないから
四川なので、とーぜんのことながら辛いですかなりとても
一緒に行った人の中には、ひとクチでギブアップしたり
あるいは、食事中にカラダの異変が生じたり
でも!本当に!!おいしいんです
痛い辛さではなく、ちゃんとおいしい
長らくお店へ行けなくなって…さすがにストレスが溜まり、
それなら自分でつくってしまおう!って
もちろん、多くのファンをとりこにしているプロの味に
近づけるハズはないんだけれど
チャレンジする前に—
麻婆豆腐や食材について、ちょこっと調べてみました
まず、麻婆豆腐は担々麺や回鍋肉と並ぶ四川料理の代表選手
酸(酸味)・辣(辛味)・麻(しびれ)・苦(苦味)・
甜(甘味)・香(香り)・鹹(塩味)の7つある味のうち、
特にシビれるような辛さを意味する麻辣(マーラー)を
特徴にした料理が多いよう。
三椒といわれている辣椒(唐辛子)・花椒・胡椒のほか、
ふんだんに香辛料が使われています。
辛い料理が多いのは四川省の厳しい寒さため。
カプサイシンなどカラダを温める効果があるモノを食する
先人たちの知恵ですね
麻婆豆腐には「赤麻婆」と「黒麻婆」があるのをご存知ですか?
一般的に知られているのは「赤麻婆」。
唐辛子とそら豆(知りませんでした)でつくられる豆板醤。
これこそが鮮やかな赤色を彩っています。
一方、先ほど登場した花椒が活躍するのは「黒麻婆」。
スーパーマーケットでも「黒麻婆豆腐」の素
(お手軽に調理できるタイプ)を見かけるようになりました
花椒についても、ちょこっと学んでみることに
読み方は「カショウ」でOK!
中国語では「ホアジャオ」「ホアジョー」と発音されます。
ミカン科サンショウ属の落低木・カホクザンショウ(華北山椒)の
果皮を乾燥してつくられているそう。
シビれるような辛さに加え、レモン系の奥深い香り…。
あれは柑橘系出身の花椒による技だったことがわかりました
ちなみに、日本が原産国の山椒も、
花椒と同じくミカン科サンショウ属の落低木です。
こちらは新芽・果皮・花・果実・葉…ほぼすべて利用。
花山椒、実山椒、粉山椒と部位ごとに区別され、
用いられていますよね
山椒と花椒はともに植物由来のスパイスで混同されがちなため
山椒はジャパニーズ・ペッパー、
花椒をチャイニーズ・ペッパーと呼び
花椒のパッケージにも、表示されたものがありました
辛み成分のサンショウオール、サンショウアミド、
舌を麻痺させるキサントキシンを含み
これらが「シビれる感覚」
→ 「シビれる旨さ」を引き出します
四川料理のほか、貴州料理、雲南料理、西北料理などでも使われ、
中国料理に欠かせないスパイスなんですね
花椒はすぐれた薬効成分を含んでいることから、
中国では古来より生薬として利用されて来たそう
そんなわけで、効果・効能についてご紹介しましょう。
◆カラダを温める効果
◆健胃/腹痛・下痢改善効果
◆食中毒予防効果
◆鎮痛効果
◆血圧を下げる効果
◆ホルモンバランス調整効果
◆精神安定効果
◆表皮の細菌抑制効果
などなど、ホントさまざまなチカラを発揮します
おいしくって、カラダの諸症状に助けとなるだなんて
素晴らしすぎーっ!
さて—
いよいよです
四川麻婆豆腐をつくりたくって、食べたくって、
花椒を買いに向かった結果—
果皮そのもの・粉末・ペースト・油…いろいろあって
買い込みすぎてしまいました
でも!麻婆豆腐はもちろん!麺類に加えたり、炒め物にかけたり…
もぉ、やみつき
粉末タイプなら比較的手に入りやすくて
いつもの料理にひとふりすれば、たちまち異国風味に早変わり
カラダにもさまざまな効果を発揮する花椒を
この冬、スパイスのひとつに加えてみませんか?
もちろん!本格的な中国料理にも、ぜひ!チャレンジを
そして、ラッキーハッピーいい毎日をおすごしくださいね。