スタッフブログ

平成最後の夏。

みなさん、存分に楽しまれましたか？

夏大好きな私はというと・・・

海やプール、夏山へ行くということはなかったものの・・・

それでも、トピックス的な夏の思い出ができました

なかなか予約が取れないという

神戸・元町の絶品チャイニーズレストランへ連れて行ってもらえたこと

誕生日に夏の高校野球観戦へ甲子園球場に行き、

贔屓の高校（報徳学園）の勝利を祝えたこと

9月に引退する安室奈美恵ちゃんの

25年の軌跡を辿る体感型展覧会へ行ったことなどなど。

それぞれ種類の違う感動を得て、

オキシトシンが溢れまくりでした

※オキシトシンについては、

　本ブログ2018年6月13日をご参考に

 

さて、今回はLDLコレステロールのお話です。

少し前、学生時代の友人・MからのLINEに

「最近、LDLコレステロール値が高くなって来て・・・」

と書かれていて、びっくり

学生時代、私がハードロック（正しくはヘヴィメタルです）に

どっぷり浸かっていた頃、

彼女はダンスに夢中

今も週に二度、バレエのレッスンに通うアクティブ派。

元々スレンダーな彼女。

2人のお子さんを出産しても

学生時代と体型は変わらず維持しているし、

見惚れてしまう陶器のような美白肌もそのまま

ホントうらやましい限り。

そんな彼女から、LDLコレステロール値の話題が出るだなんて

 

今回はそんなお悩みを持つ友人のためにも、

LDLコレステロールを学んで

改善大作戦を練ってみようと思います

 

コレステロールと聞くだけで

グレーな気分になりませんか？なりますよね！？

私は、なります

完全にワルモノ扱いです

生活習慣病予防健診の結果で、

おそらく注目数値ランキング上位に入るであろう

コレステロール

「気にはなってるけど、まじまじと健診結果を見ないようにしてるかも」

「今のところは生活に支障はないし、まだ大丈夫なはず」

「コレステロール値が高かったら、どんなリスクがあるのか正直わからない」

と、放置している人は要注意

放っておくと、とんでもない事態を招きかねないのがコレステロール

ボーっと生きてたら、チコちゃんに叱られますよ

 

「そもそもコレステロールって何！？」

その正体は・・・

血液中に存在する脂質という脂肪分。

細胞膜をつくったり、ホルモンの原料になったり、

さらには、摂取した脂肪の吸収を促進する胆汁酸の原料になったりと、

私たちのカラダにとって必要な存在（成分）です

決してワルモノではありませんでした

 

コレステロールを全身に運び出し、

各組織の細胞に届けてくれる

“配達屋さん”がLDLコレステロール。

体内の余分なコレステロールをかき集めてくれる

“回収屋さん”がHDLコレステロール。

 

が！LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」と呼ばれ、

食べ過ぎやアルコールの飲み過ぎで

エネルギーが過剰に体内に摂取されたり、

運動不足などでエネルギー消費が少なくなると、

とたんに血液中のコレステロールが増加っ

量が増えると脂質異常症に認定です

そうなると、コレステロールは

すこーしずつ、すこーしずつ、

血管壁に蓄積して盛り上がり、コブみたいになって・・・

その結果、動脈硬化症を起こし、

心筋梗塞や脳梗塞、心臓病の原因に

コレステロールがワルモノ扱いされているのは、コレですね

 

脂質異常症の基準値は

LDLコレステロール：140mg/dl以上だそう。

今すぐ、健診結果をチェックしてみましょう

ただ、この数値を超える＝病気

とは言い切れないため、あくまでも目安として意識して

 

また、厄介なことに

血管の病を起因とする疾患は

自覚症状がないまま進行してしまう

ある日突然血管が危険な状態になることから、

動脈硬化症は「サイレントキラー」なんて言われてるくらい

 

ちなみに「善玉コレステロール」と呼ばれている

HDLコレステロールは、

血管壁に付いたコレステロールをキレイにして

LDLコレステロールを肝臓に持ち帰ってくれます

つまり、血液中のコレステロールが増えるのを

制御する役割を果たしていることから、

この名前が付いているんですね

 

「コレステロール値を上げてしまう食材って？」

真っ先に頭に浮かぶのは肉類ですよね

でも、肉そのものは栄養価も高く、

最近では、元気な高齢者ほど肉食と

注目を浴びまくっています。

問題は肉類に含まれている飽和脂肪酸

多量摂取はLDLコレステロールを増やすため、

一日の総摂取エネルギーの7％ならOK

たとえば一日に2,000kcalを摂取する人なら140kcal以下。

牛バラ肉なら100gが上限だそう。

 

ほかには、糖分が多い洋菓子や

鶏卵、魚卵、レバーなどコレステロールを多く含むもの。

高LDLコレステロール血症の人は、特に注意が必要。

どんな食材でも、取り過ぎは良くないってことですね

 

「何を食べたらコレステロールは減るのよーっ？」

まずは食物繊維を多く含む野菜やきのこ類。

海藻類、魚介類、大豆、こんにゃくなどを積極的に。

果物も糖分の少ないものならOK

もちろん、量は控えめにね。

 

コレステロール値が下がりやすくなるお茶もあって、

緑茶、紅茶、麦茶のほかコーヒーも

杜仲茶やルイボスティーの効果も知られています

 

そして、近年とーっても注目を浴びているのが

本ブログ2015年9月でも取り上げたオメガ3などの

高度不飽和系脂肪酸と呼ばれる必須栄養素

DHA（ドコサヘキサエン酸）やEPA（エイコサペンタエン酸）、

もうおなじみですよね

これらの栄養素は体内でつくることができないため、

食品で摂取する必要があるんです

 

効果はというと・・・

①学習機能の向上

一時期、受験生に必須！と話題になっていましたが、

学生さんだけじゃなく、成人はもちろん！

胎児や乳幼児の発育のほか、

最近では認知症予防への効果も認められてます

②がん、アレルギー作用の抑制

発がん物質（プロスタグランジン）を抑え、

正常化し、増やさない効果が。

また、花粉症・アトピー性皮膚炎・食物アレルギーなどのアレルギーは、

体内に入った抗原（アレルゲン）を排除するため

PAF（血小板活性化因子）が過剰に生産されることで起きるそう。

そのPAFの発生を阻害して、アレルギーを抑える効果があります

③コレステロール値の低下

いよいよ本題！

まず、血をサラサラにしてくれる効果。

そして、血液中のLDLコレステロールを上げず、

中性脂肪を下げる作用に加え、血圧も下げる効果も。

反対にHDLコレステロールを増やしてくれる優れモノ

 

あじ、いわし、さんま、さば、うなぎといった

青魚を中心とした海産物のほか、

クルミなどのナッツ類にも多く含まれています

 

最近では、えごま油、亜麻仁油、グリーンナッツ油なども

すっかり市民権を得た感じ

ただ、オメガ3系のオイル自体は加熱に向かないため、

生で摂るのがお約束

「飲むオイル」とも言われているように

スプーン1杯分を毎日摂取することが基本だけれど、

抵抗があるなら・・・

私が実践しているお手軽な方法を、どうぞ

●サラダにかける

●パンに付ける

●スムージーに加える

コレなら、継続できそうでしょ

 

ほんのすこーし手間をかけるなら、

カルパッチョにしたり、

オメガ9が豊富なアボカドと合わせて

ミキサーにかけてディップに

より効果的に不飽和脂肪酸が摂取できま～す

 

オメガ3のオイルを使用する時の注意点を

とっても酸化しやすい性質なので

開封後は冷蔵庫で保管し、2ヶ月を目安に使い切りましょう。

古いオイルはかえってカラダに負担をかけます

※賞味期限は原料や製造方法により多少異なるため、

　製品ごとに確認を。

 

LDLコレステロール値改善には

生活習慣の見直しもお忘れなく

「コレステロールが増える生活習慣って？」

●食生活の乱れ　●飲酒　●喫煙

●運動不足　●睡眠不足　●ストレス　などなど

 

強烈だった暑さから、徐々に気温も落ち着き

まもなく食欲の秋の到来

おいしいモノを楽しく食べるって、ほんとシアワセ

でも、食べたことで病気を招いてしまっては

元も子もありませんよね

自分のカラダを思いやって、大事に守ってあげるためにも

LDLコレステロール値改善大作戦を実践していきましょう

そして、ラッキーハッピーいい毎日をおすごしくださいね。