本社スタッフのNです
ここのところ、また極寒な日々が続いています。
でも、通勤時に、早くも春の装いの女性を見かけました。
「いい毎日」でも、足元に“春”を取り入れている女性スタッフがいます。
寒がりの私は、まだブーツですけど・・・。
来週後半は、グーンと気温が上がるみたいですね
春の訪れが待ち遠しいです
さて、スタッフブログは、前回に引き続き、
公開講座を受講した、脳科学者・茂木健一郎先生による
「幸福な脳のつくり方」に沿ったお話、②です。
生きるうえで、最も大切で、そして難しいのは、
自身の「個性」を認識して、活かすこと
「個性」は、長所と短所が表裏一体となっていて、
正解は、ありません。
自分の「個性」を認識するのは、
脳の前頭葉にある「メタ認知」の働きのひとつだそうです。
客観的に観察して、自分の「個性」を「メタ認知」できるようになると、
短所をとらえられるし、長所も活かせるように
が!「個性」の「メタ認知」なるものは、とーっても難しいそう
顔や姿は鏡に映せば見えるし、わかりますよね。
でも、性格的な特徴を映す鏡はありません。
だから、「メタ認知」しにくいし、
年齢に関係なく、自分の長所・短所に気づいていない人が多いとか
じゃあ、どうすればいいのぉ
そこで登場するのが、自分を映す鏡=他人なんです
脳の前頭葉には「ミラーニューロン」と呼ばれている神経細胞があって、
他人と自分を、まるで鏡のように映し合っているそうです。
「ミラーニューロン」を含む回路は、
他人の心を読み取った時、自分の心を「メタ認知」して、
鏡に映ったように認識し、コミュニケーションを図るという働きをします
その鏡は人によって映り方が違うし、
まっすぐに映してくれる鏡もあれば、歪んだりすることも。
つまりは、自分の見え方、とらわれ方は、人さまざまなんですね
他人という鏡は、言葉だけじゃなく、
表情やしぐさを通して、フィードバックを与えてくれます
ところが、たいていの場合、
これらのシグナルを見落としてしまうんだそうです
その一例として、「ついついやってしまう自慢話」というのがありました。
積極的に物事を進め、成功すると、人に話してしまう。
そのうち、相手はシグナルを送って来ます
迎合も、その逆もあるでしょう。
ところが、あまりにも自慢話が続いたり、多いと、
当然ながら、聞く側はうんざりして来ますよね
しかーし、そういう人に限って、シグナルに気づかない
たとえ気づいていても、スルーし、さらに熱く語り込む
もはや、人の気持ちなど眼中にありません
自分がいかに素晴らしいか、という話をすこーし控えれば、
好感度も上がるのに、実に惜しい
せっかくの他人という鏡を活かしきれていないという一例でした。
他人という鏡を十分に活かすためには、
「今、ここ」を、しっかり感じることだそうです
「心のエクササイズ」=「マインドフルネス」がとっても大切
たとえ、その鏡によって他人とすれ違いが生じたとしても、
安易な判断はしないで。
ましてや、その鏡を攻撃しては、な~んにもならない
まずは、そのまま受け止めましょう
鏡は人によって違うのだから、
たっくさんあった方が、サラウンドで自分がわかって来る
「幸福な脳をつくる」ためにも、より豊かな人生のためにも、
他人という鏡は、プレゼントのように思えて来ました
「他人の鏡、ちょーだいちょーだい」って、
おねだりするくらいの気持ちで・・・
自分の長所と短所の両方を静観してみませんか?
そして、ラッキーハッピーいい毎日をおすごしくださいね。