幸福な脳のつくり方②

本社スタッフのNですcrying

ここのところ、また極寒な日々が続いています。

でも、通勤時に、早くも春の装いの女性を見かけました。

「いい毎日」でも、足元に“春”を取り入れている女性スタッフがいます。

寒がりの私は、まだブーツですけど・・・。

来週後半は、グーンと気温が上がるみたいですね

春の訪れが待ち遠しいです

 

さて、スタッフブログは、前回に引き続き、

公開講座を受講した、脳科学者・茂木健一郎先生による

「幸福な脳のつくり方」に沿ったお話、②です。

 

生きるうえで、最も大切で、そして難しいのは、

自身の「個性」を認識して、活かすこと

 

「個性」は、長所と短所が表裏一体となっていて、

正解は、ありません。

自分の「個性」を認識するのは、

脳の前頭葉にある「メタ認知」の働きのひとつだそうです。

客観的に観察して、自分の「個性」を「メタ認知」できるようになると、

短所をとらえられるし、長所も活かせるように

 

が!「個性」の「メタ認知」なるものは、とーっても難しいそう

顔や姿は鏡に映せば見えるし、わかりますよね。

でも、性格的な特徴を映す鏡はありません。

だから、「メタ認知」しにくいし、

年齢に関係なく、自分の長所・短所に気づいていない人が多いとか

 

じゃあ、どうすればいいのぉ

そこで登場するのが、自分を映す鏡=他人なんです

 

脳の前頭葉には「ミラーニューロン」と呼ばれている神経細胞があって、

他人と自分を、まるで鏡のように映し合っているそうです。

「ミラーニューロン」を含む回路は、

他人の心を読み取った時、自分の心を「メタ認知」して、

鏡に映ったように認識し、コミュニケーションを図るという働きをします

 

その鏡は人によって映り方が違うし、

まっすぐに映してくれる鏡もあれば、歪んだりすることも。

つまりは、自分の見え方、とらわれ方は、人さまざまなんですね

 

他人という鏡は、言葉だけじゃなく、

表情やしぐさを通して、フィードバックを与えてくれます

ところが、たいていの場合、

これらのシグナルを見落としてしまうんだそうです

 

その一例として、「ついついやってしまう自慢話」というのがありました。

積極的に物事を進め、成功すると、人に話してしまう。

そのうち、相手はシグナルを送って来ます

迎合も、その逆もあるでしょう。

ところが、あまりにも自慢話が続いたり、多いと、

当然ながら、聞く側はうんざりして来ますよね

しかーし、そういう人に限って、シグナルに気づかない

たとえ気づいていても、スルーし、さらに熱く語り込む

もはや、人の気持ちなど眼中にありません

自分がいかに素晴らしいか、という話をすこーし控えれば、

好感度も上がるのに、実に惜しい

せっかくの他人という鏡を活かしきれていないという一例でした。

 

他人という鏡を十分に活かすためには、

「今、ここ」を、しっかり感じることだそうです

「心のエクササイズ」=「マインドフルネス」がとっても大切

たとえ、その鏡によって他人とすれ違いが生じたとしても、

安易な判断はしないで。

ましてや、その鏡を攻撃しては、な~んにもならない

まずは、そのまま受け止めましょう

 

鏡は人によって違うのだから、

たっくさんあった方が、サラウンドで自分がわかって来る

 

「幸福な脳をつくる」ためにも、より豊かな人生のためにも、

他人という鏡は、プレゼントのように思えて来ました

「他人の鏡、ちょーだいちょーだい」って、

おねだりするくらいの気持ちで・・・

自分の長所と短所の両方を静観してみませんか?

そして、ラッキーハッピーいい毎日をおすごしくださいね。

 

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